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「自分のやりたいことがもっと気軽にできる世の中になって欲しい」- 有限責任事業組合 まちとしごと総合研究所 代表組合員・東 信史さん:Qパートナー紹介Vol.13

QUESTIONに関わる企業や個人にスポットを当ててご紹介する連載「Qパートナー紹介」。
“問いの交差点”QUESTIONに相談したい「問い」や、ここに集う人々と一緒に考えていきたい「問い」について紹介します。
第13回は、有限責任事業組合 まちとしごと総合研究所の代表組合員 東 信史さんです。

東 信史(ヒガシ ノブフミ)さん

有限責任事業組合 まちとしごと総合研究所 / 代表組合員
1985年生まれ。佐賀県出身京都市在住。大学卒業後、リクルートにてスクール事業の広報・経営戦略に関する企画営業に従事。同時に、NPO法人福岡テンジン大学などで授業づくりのコーディネーターとして活動。2013年に転職、きょうとNPOセンターに参画し、住民主体のまちづくり活動を進めるプログラムとして京都市未来まちづくり100人委員会運営本部や祗園祭ごみゼロ大作戦運営事務局を担当する。その他、京都の複数の大学でファシリテーションやコミュニケーションに関する講座の講師等を務める。2015年4月より、これからの豊かさを再構築するとともに地域に新たな生業を創り出すことを目的とした「有限責任事業組合 まちとしごと総合研究所」を設立し、現在は代表組合員を務めている。
#サウナ #まちづくり #問い #龍谷大学 #精華大学 #旅 #観光 #九州男児

もっと自分のために時間を過ごして欲しい

ーーどのような「問い」を持っていらっしゃいますか?

私の問いは、なぜ現代は自分のために時間を過ごすことよりも誰かに貢献することの方が重視されているのかということです。
本来自分のために時間を過ごしたらいいはずなのに、今の世の中って周りに貢献することの方が重視されているんですよ。だから、私は自分のやりたいことがやれない現状をどうやったら変えられるのかを考えながら色んな取り組みをしています。

ーーそのような「問い」を持ったきっかけはなぜですか?

伝統産業や観光、福祉介護など様々な分野から考えるまちづくりの取り組みで京都市が企画している「京都市未来まちづくり100人委員会」というプロジェクトを運営したことがきっかけです。大体の人が会社とか家庭というコミュニティがあるじゃないですか?でも会社だと自分のやりたいことってなかなかできないと思うんですよ。だからそうじゃない場所で純粋に自分のやりたいことをやっていきたいなという想いで運営を行っていました。
ただ、最初は誰かのためになる取り組みをやってみたいなと思っていた活動も、2年間取り組む中でやりたくないことをいつの間にかやっていたり、解決しても、自分がハッピーにならない取り組みが増えてきたんですよ。
改めて、もっと自分のための活動をベースに過ごしていく人が増えたらいいなと思って。もちろん仕事なので難しい部分もあると思うんですけど、自分のやりたいことが形になって誰かをハッピーにするという循環をどうしたらできるのか考えていきたいなと思いました。

自分の中で問いを持ったり、関心を持ってもらえるようなきっかけを作っています

ーー解決のために行動していることはありますか?

皆で一緒に考えていくものを必ずベースに入れるように取り組んでいます。従来のプログラムのように答えを教えたり、セミナーや講座など一方的に話すような形のものではなく、自分の中に問いを持ったり、関心を持つようなきっかけを意識しています。
そういった意識でワークなどをすると学生と大人の捉え方は全然違います。大人は行動しようと思ってもなかなか時間が確保できない。逆に学生は時間はあるけど何をしたらいいのか分からないし、そもそもそれをやるべきかというのが分からないんですよね。
多分大半の学生は、入学してから大学では何のために学ぶのかという目標設定ができないとなかなか過ごし方が分からないと思うんです。なので僕の授業では学生たちに自分が何に興味があるのか、どんなことを知りたいのか、誰と出会いたいのか、ということを授業の終わりには毎回考えてもらうようにしています。

ーー10年後、どういった世の中になると思いますか?

もっと働きやすい環境になっていて、今よりもお互いを生かし合えるような関係があり、そこで自分の強みを発揮できるようなチームが生まれているといいなと思います。それはQUESTIONの皆さんが既に取り組まれていることだと思いますけど、どういうことなのかという実例がもうちょっと増えていけば、個人でも企業レベルでもお互いを生かし合うことができるかなと思います。
一方で課題もあり連携したいと言っていても自分の得を最初から考える人たちがまだまだ多いです。全ての部分でお互いを生かし合うというのは今の段階では難しくて、まずは自分たちの周りだけでも変わっていくと面白いなと思います。だからこそ僕らのようなコーディネーター側もその取り組みを持続可能なものにし、利益を出せるような視点をどう持っていけるかが、大切になってくると思いますね。
最近フリーランスが増えたりとか、ワーケーションで地域を超えて繋がったり、そういったベースは徐々に広がりつつあると思うので、実現するために人とどう繋がったり、どんな課題に取り組んだりするのがいいのか僕らも一緒に見つけていきたいなと思いますね。

パートナーの方々と連携して地域や社会の課題を解決して欲しい

ーーQUESTIONに期待していることはありますか?

金融機関が持っているネットワークってすごく大きいと思います。僕も以前に広告営業の仕事をしていましたが、取引がなくなるとサポートしづらい側面があったので、どんな状況でもしっかりサポートしたり、把握できるのは金融機関の強みだな思います。
あとはパートナーの方々が困っていることを俯瞰的に見てみると地域や社会の課題でもあると思うので、そういう生の声をベースとした地域の課題発信というか課題研究みたいなものを進めてもらうと、パートナー以外の周りの人たちももっとアイデアや意見を出しやすいかなと思いますね。
イベントを何件行ったとか、会員が何人増えたとか、数値化したものって分かりやすいんですけど、一方でそこだけでは現実味が伝えられない面もあるので、ぜひこの「場」を活かして、実際に困っている方の声を届ける「場」を作っていってもらえると嬉しいなと思います。


(取材・文:QUESTION 高木)


<パートナー概要>
組織名:有限責任事業組合 まちとしごと総合研究所
Webサイト:https://machigoto.org/