PROJECT
プロジェクト
祖母から譲り受けた着物の帯に込められた持ち主や職人の想いを現代に繋げたいと考え、帯を使った装飾品ブランドを立ち上げた。今後の事業展開や販路開拓など様々な課題を抱えているので相談に乗ってほしい。
誰の「問い」?
ORIOBI 代表 白幡 磨美さん株式会社ツナグム タナカ ユウヤ さん / QUESTION 森下 容子、高木 祥亘
Trigger
きっかけ
祖母から譲り受けた帯からはじまった「ORIOBI」
白幡さんは祖母から着物の帯を譲られたことを契機に持ち主の思いのこもった帯を装飾品として活用するブランド「ORIOBI」を立ち上げ、若い世代にも帯に興味を持ってもらうために作品をベースにしたミニチュアアクセサリーの展開も始めました。「ORIOBIを通して帯を身近に感じ、幅広い層に興味・関心を持ってもらうにはどうすればいいか?」という問いを持ち、QUESTIONにご来館されました。
Challenge 1
チャレンジ 1
学生メンバーの加入
幅広い世代に興味を持ってもらいたいというプロジェクトである以上、若い世代の意見が不可欠と考え、QUESTIONと関わりの深い京都芸術大学の学生3名をプロジェクトメンバーに迎えました。学生の皆さんは、ORIOBIの魅力を引き立たせるラッピングやタグの提案をしてくれたり、実際に紙でモックアップを作ってくれたりと、持ち前の感性を活かしたアイデアをたくさん出してくれました。
Challenge 2
チャレンジ 2
帯の製造現場を見たことがない!
議論する中でメンバーは肝心の帯の製造現場を見たことがないことに気づきました。そこで京都信用金庫 西陣支店よりご紹介いただいた有限会社フクオカ機業様を白幡さんと一緒に訪問し、帯の製造工程を見学しました。実際に現場に足を運び、帯づくりの緻密さ、見事な職人技、帯にかける職人さんの想いを知ったことで、私たちはORIOBIによって社会に伝えたいストーリーを深く考え直すヒントを得ました。
Challenge 3
チャレンジ 3
京都信用金庫 西陣支店でORIOBIを展示
現場で得た知識や感動をもとに、プロジェクトメンバーは着々とORIOBIのブランディングを練り上げていきました。まず地元の反応を見るため、当金庫 西陣支店のロビーにて、ORIOBIの作品を展示しました。来店したお客様の反応も上々で、近隣の織物職人さんからアドバイスをいただくことができ、作品の展示を通じて新たな出会いが生まれました。
Outcome
成果
The progress of ORIOBI
2021年9月4日(土)、QUESTION1階のチャレンジスペースにてプロジェクトチームで作り上げた新商品の展示販売、4階Community Stepsにてプロジェクト報告会、7階ではワークショップと、QUESTIONを1日ジャックするORIOBI Dayを開催しました。
QUESTIONからのメッセージ
ORIOBIに対する白幡さんの熱意をお聞きし、事業を少しでも前進させたいとの思いでいろんなご提案をしました。プロジェクト終了後も白幡さんはORIOBI作品をたくさんの方々に知っていただくために、各地での展示会、ワークショップなどを積極的に行い、帯を服飾品としてだけでなく装飾品として楽しむという新しい提案を続けています。ORIOBIの作品を見かけたらぜひ手に取ってみてください!