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アイディアを持ち寄り、社会に存在する様々な問いに向き合いたい│グローカル人材開発センター×ツナグム×京都信用金庫(後編)

2020/10/27

(中編はこちら)

[お話を伺った人]
NPO法人グローカル人材開発センター 代表理事 行元 沙弥さん
株式会社ツナグム 代表取締役 田村 篤史さん
京都信用金庫 理事長 榊田 隆之

 

いつもと違う視点から、自分の仕事を見つめ直してみる

行元:QUESTIONのビル自体にインパクトがあるので、足を踏み入れてもらうだけで「ここほんまに京信の店舗なん?」「なんでこんなスペース作ったんやろ?」という問いが浮かんできそうですよね。それぞれの空間に込められたメッセージから、何か感じるものがあるはず。その中で、「自分が今やっていることは、社会からどう見えているんだろう」という視点が生まれるといいなぁと思います。

私たちグローカル人材開発センターは、「どうしたら若い人がいきいき働ける社会や組織を作れるか」という問いを皆で共有して事業を進めてきました。若い人が上の世代の顔色ばかりうかがっている姿なんて私は見たくないし、社会にとっても若い力が活躍できないことは大問題です。でも、「若い人から見たら」という視点を、誰もが持っているわけではありません。

この階段に座って、いつもと違う景色を見ながら、自分の仕事や生き方・働き方を違う視点から見つめ直してみる。その結果、携えてきた問いが、ビルを出る時にはがらっと変わっていることもあるかもしれません。すっきりすることもあれば、逆にもやもやすることもあるだろうし、視点や思考を往復できる場所になるといいですね。

田村:榊田さんの“信用持ち”という言葉が、すごくいいなぁと思って。それってどんな人だろう、という問いが新たに生まれました。多分、誰かを応援する気持ちがある人なんじゃないかな。自分のことだけ考えるんじゃなくて、他人のためを考えられる優しい人が、“信用持ち”になれるのかなぁと想像しています。QUESTIONで出会った人のことを応援する気持ちから、小さなアクションが起こっていくと嬉しいですね。わかりやすい例を言うと、今までコーヒー豆は特にこだわらずに買っていたけど、これからはあの人が焙煎した豆を買おう、とか。そんな小さな応援が重なって、大きく広がっていくことを願っています。

今、話しながら、利用してくれる人と運営メンバーが一緒に振り返りをする機会を作ってはどうだろう、と思いつきました。ここで過ごしてみて感じたこと、気づいたことを共有する時間があると、そこでまたQUESTIONの存在意義を深めていけるんじゃないかな。

 

デジタル技術と場の力を掛け合わせ、世界へ広げていきたい

──新しい視点や応援する気持ちを作っていく……すごく難しいし、時間がかかることですよね。改めて、行元さんと田村さんがいてくださる心強さを感じました。そのための空気作りをはじめ、この3社が集まるからこそ実現できることが、きっとたくさんあると思います。

榊田:熱い思いを持った個性的な3社なので、協業することで、社会へ向かうエネルギーを何倍にも高められる可能性を感じています。我々の周りにはさらに、アソシエイトパートナーの方々がいます。様々な問いに対してアイディアや解決策を持ち寄ってくれる仲間が、総勢200人くらいになる予定です。様々な分野から、様々な経歴を持った方にお願いしたいですね。きっと、ちょっと変わった人や尖った人もたくさんいるんだろうな。

普段から一緒にいるわけではないけれど、思いに共感し合い、ゆるいネットワークでつながっていて、いつでも集まれる。そんな仲間が増えていくのがすごく楽しみです。アソシエイトパートナーの方々との関係性による広がりは、QUESTIONにとってすごく大事だと思います。さらにデジタル技術を活用することで、この場所だけに留まらず、世界へと広げていきたいですね。デジタルとアナログの融合によってどこまで関係性を広げられるのか、その可能性に、貪欲にチャレンジしたいと思っています。

聞き手 津田 郁太(QUESTION副館長)

行元:これまでの仕事は、「何をやるか」が先に決まって、やることに応じて人を集めることが多かったんです。でもQUESTIONには、「誰とやりたいか」から仕事をスタートできる土壌があると思います。それがこの3社で取り組むことの価値なんじゃないかな。しかも、それぞれ世代も業界も違うからおもしろいですね。榊田さんは金融、私は人材育成や教育、田村さんはまちづくり。色んな視点から人が集まって、対話の中で何をするかを決めていける。余白がある状態でのチーム作りができると思います。今後ますます、組織への所属からプロジェクトごとに人が動くスタイルへと、働き方も変わっていきますよね。お二人と一緒に、新しい仕事のあり方にチャレンジしていきたいです。

田村:QUESTIONの準備を進める中で、3社が一緒に動く可能性を実感した出来事があって。8階のコミュニティキッチンのパートナーさんを探すために、色々な飲食店にお邪魔した時のことです。そこで、お店の方から京信さんとの物語をたくさん聞かせてもらいました。「京信のあの人にめっちゃ世話になってな」とか「開業当時、よう食べに来てくれはったわ」とか。ツナグムの田村としてお話を伺っても、こういうエピソードは出てこないなぁと、その時に思いました。さらに、たとえばそのお店にグローカル人材開発センターの学生さんと一緒に行ったら、また新たなストーリーが出てくるかもしれない。1回の打ち合わせの価値が、3社で協業することで3倍になるんですよ。いや、アソシエイトパートナーの方々もいるから、200倍ですね。そう考えるとすごいな!

人や事業をつなぐ基盤としては、京信さんが使っておられるデジタルツールの場もありますよね。これまでは組織内で取引先や関係先のニーズを共有してマッチングをされていたんですけど、QUESTIONがきっかけで、僕たちやアソシエイトパートナーさんにも、情報をオープンにしてくださることになりました。逆に、誰かが持ち込んだプロジェクトを京信さんが手伝ってくださることも増えていくだろうし、入り口がいっぱいあるんです。まさに皆で寄ってたかって、社会にある悩みや課題に取り組める場になると思うので、とても期待しています。

 

「?」は誰の心の中にも、死ぬまでずっとあり続ける

──希望に溢れるお話をありがとうございます。今後がますます楽しみになりました。それでは、最後の質問です。最近ご自身の中に新たに生まれた「?」はありますか?

行元:ある企業さんの研修に行った時に、仕事における「楽しい」という言葉の捉え方が世代によって全然違ったんです。世代が上の方々は、合宿とか研修のようなイベントを楽しいと思っているけど、若い世代はやりがいのある業務とか、自分が成長できそうな挑戦に楽しさを感じていて。同じ日本人の中でも、「楽しい」という簡単な単語ですら認識がこんなに違うのかと衝撃を受けました。海外の方と接する時は、自然と文化が違うことを前提にコミュニケーションをとれると思うんですけど、日本人同士でも自分と相手は違うということを認識する必要があるんだなって……これ、「?」というより「!」かも(笑)。

田村:プライベートなところで言うと、朝、子どもとテレビを見ていると「おかあさんといっしょ」という番組があるんです。歯みがきのコーナーでも「しあげはおかあさん♪」って歌っていて。あれはいつまで「おかあさん」なんでしょうね。うちは、いつも僕が仕上げ磨きをしているので、「おとうさん」とか「おじいちゃん」はいつ出てくるんかな、と思って見ています。

仕事の面では、今ツナグムには従業員が6人いて、全員が複業をしています。最近、個人と組織の関係について考えていて、自分たちの思いは「ツナグムで働きたい」か「ツナグムと働きたい」、どっちなんだろうねという話を社内でしました。僕も、経営者としての答えはまだ出ていないのですが。

榊田:「?」を表すのに「問い」という言葉は少し堅すぎるかなと思っていて、私は「好奇心」という言葉に置き換えて考えることが多いかな。好奇心がそそられることは、毎日ありますよね。人には言えないような「?」もいっぱいあるし。私も、一人でいる時に考えているのは、ゴルフのことばっかり(笑)。どうしたらボールをまっすぐ飛ばせるか、どうやってグリップを握るといいのかな、って。個人的なことも仕事のことも、邪念も含めて、色んな「?」が誰の心の中にもあって、多分死ぬまでなくなりません。だから私は、この「QUESTION」という名前が好きです。

(完)

NPO法人グローカル人材開発センター http://glocalcenter.jp/
株式会社ツナグム https://tunagum.com/

聞き手:津田 郁太(QUESTION副館長) 文・写真:柴田 明 写真:冨田 知宏(京都信用金庫)

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