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QUESTION TALK vol.12 『学生キャリア〜Z世代が秘めている多様な可能性〜』を開催しました!
第12回目となるQUESTION TALKは「学生キャリア 〜Z世代が秘めている多様な可能性〜」をテーマに、皆さんの学生生活をより良いものにするためのヒントをお届けするべく、QUESTIONで活躍しているZ世代の若きエースたちをゲストにお迎えし、QUESTION 1階awabarより美味しいドリンクを片手にリアル&オンライン配信で開催しました!
登壇者は株式会社Q’sのマネージャーで京都大学 教育学部 4回生(休学中)の前原祐作さん。
awabarを運営しているcheersity株式会社 代表取締役で京都芸術大学 情報デザイン学科 4回生(休学中)の坂東拓海さん。
NPO法人グローカル人材開発センターインターン生で同志社大学 商学部 4回生(休学中)の三谷 翔さん。
「学生生活でしたかったことができていない」
「満足のいく学生生活が送れていない」
「他の大学に通う学生に出会いたい」
「なんとなく過ごす生活から抜け出したい」
「休学をするか悩んでいる」
コロナ禍でこんなモヤモヤを持つ学生は多いのではないでしょうか。彼らは普段どのように考え、どのような想いで活動をしているのか。
3人の共通点である「休学」を皮切りに話が繰り広げられました。
休学中これやって良かったなということはありますか?
前原:おもいきって暇になってみることですかね。意欲あるフリーターってどこにでも飛び込めると思うんです。このフルタイムで働ける状態だったからこそQUESTIONに飛びこめたんですよね。「この日ミーティングあるけど、暇なら来る?」「はい!」そんなところからはじまりました。
三谷:休学して、自分がどういう立場の人間で、社会に対してどういう世界観を描いていく人間なのか言語化はできないけれど感覚として分かるようなったと思います。ただ、お金はきついです。働きすぎると税金は取られるし、奨学金はもらえなくなるので休学するにもちゃんと考えてしなきゃ難しいことも色々でてきますよね。
坂東:会社を起業したことがターニングポイント。起業したことによって自分に纏うラベルが「学生」ではなくて、「株式会社を持っている人」「代表」というラベルが纏うようになり、それに対応した振る舞いや話し方、やり方などが求められるようになりました。やってみないとわからない領域だったので、そこにチャレンジ出来たことが良かったことです。
一度「暇」になってみる、元々あったコミュニティから離れてみる、起業をしてみるなど理由はそれぞれあり、人生をどう生きていくかを模索しながら休学の道を選び、前へ進んでいることを話していただきました。
また、それぞれの働き方について色んな考え方がありました。
坂東:僕はなぜしんどい思いまでして働くんだろうって思います。「生きる」ことで良いじゃないですか。一回働くのやめたらどうなるんだろうとか仲間と話したりします。
前原:僕はライフワークがしんどいタイプで・・人生に一貫性を持たせると細かいことが気になってしまいそうなんです。全部一貫させるとしんどいけど、人生3つくらい走らせると楽しいと思うんですよね。死に物狂いで働くのもちょっと良いなって思ったり。
それぞれが思う働くという価値観を自分で理解していれば辛さやしんどさが緩和されていくのかもしれません。
最後は、「復学を決めるタイミングはいつ?」という参加者さんからの質問に、
お金の問題や周りの環境、タイムリミットを決めていたなどそれぞれ理由はありますが、社会を経験しているからこそ教えてもらえる環境や学べる時間があることの大切さを感じ、復学に対してはすごくワクワクされていました。
前原:新しいことを覚えていく段階で、「もう1年経験を積んでから復学した方がいいことが学べるだろう」とか色々考えて、3回目の休学中なのですが、親に説明出来なくなってきたのでそろそろかなと思ってます。笑
三谷:お金がないからもう休学できないというのが現実です。私学だと授業料の代わりに休学費用がかかる上、休学期間が2年経ってしまうと奨学金も支給されなくなってしまうんです。ほんとはもっと色々見て、学んで、経験を積みたいですが、一番はお金の問題ですね。
坂東:お金の問題もありますが、休学する時にタイムリミットを決めていたからです。大学は知りたいことや聞きたいことを誰かに尋ねやすい環境なので、復学することにすごくワクワクしています。
お金の問題や周りの環境、タイムリミットを決めていたなどそれぞれ理由はありますが、社会を経験しているからこそ教えてもらえる環境や学べる時間があることの大切さを感じ、復学に対してはすごくワクワクされていました。
参加いただいた方からは、
「休学するという選択肢も考えていたのですが、復学することに不安がありました。『復学するのにワクワクする』というのは立ち止まって考えて、自分と社会の関わり方を知れたからワクワクできるのかな〜と思うと納得です。なんだか安心しました。」
「皆さんのお話している姿を見て、人として柔らかく、今できることの中でベストを尽くしている人は格好いい!!」
などの感想やご意見をいただきました。
次回のQUESTION TALKは『公民館を問い直す〜しあさっての公民館のあり方とは?〜』をテーマに12月23日(木) 19:00~ 開催予定。こちらもお楽しみに!