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【壊せ固定観念】QUESTION TALK Vol.24 「普通の”セックス”ってなんだ?」 〜学校でも家庭でも教えてくれないリアルな性のはなし〜 を開催しました。

2025/09/04

QUESTION5階にある「Students Lab」(運営:認定NPO法人 グローカル人材開発センター)では、学生会員(スチューデンツメンバー)とQUESTIONを利用する多様な社会人が有機的につながっていけるようにサポートします。たくさんの学生が自由にこの場所に集い、様々な人と出会い、プロジェクトやイベント等を通して新たな気づきを得て成長し、今後の人生を豊かにする出会いを得ることのできる、そんな刺激たっぷりでいて居心地の良い基地のような場所です。

今回、QUESTION TALK「普通の”セックス”ってなんだ?」 〜学校でも家庭でも教えてくれないリアルな性のはなし〜 をStudents Labで開催しました。
グローカル人材開発センターのインターン生によるイベントレポートが届きましたのでぜひご覧ください!


こんにちは。グローカルセンターインターン生のかなこです🌻

Q TALKとは?

QUESTION TALK (通称 : Q TALK) はQUESTIONが定期的に開催するトークイベントで、様々な分野で「問い(?)に向き合う人たち」をゲストに招き、特定のテーマについて議論、対話するイベントです。

24回目の開催となる今回のテーマはずばり「セックス」です。

性にまつわる話題は、いまだに日本では「なんとなく避けられがち」です。
先生と生徒の間ではカリキュラムの制約があったり、距離感の取り方が難しいためリアルな話がしにくかったり、親子間では気まずさや恥ずかしさから話題にすらならないことも多くあります。

今回のQ TALKでは「高校生/大学生のときに知っておきたかったこと」を起点に、大人になった今だからこそ話せる“性のリアル”について対話しました。
慣れないトークテーマでしたが、和やかな雰囲気でイベントがスタートしました。

チェックイン&アイスブレイク

イベントでは、毎回お馴染みのチェックイン。今回は、
・呼ばれたい名前👦
・最後の晩餐に食べたいもの🍝
・今日期待すること🎵

「今日期待すること」の問いに対しては、
・子供への性教育の方法を学びたい
・性=恥ずかしいの固定観念を壊したい
・性への苦手意識をなくしたい
等のリアルな声が多く挙がりました。

トークセッションの前に…

講師を務める渡邉安衣子(わたなべあいこ)先生は長年にわたり包括的性教育を社会に届けてきたベテラン助産師さん。助産師学生の頃から性教育活動を25年続けており、講演は全国規模となり、その数は年間100件以上。対象は、幼児から大学生、保護者、教員、企業など多岐にわたります。
あいこ先生のプロフィールはこちら:https://aikosan.com/

このイベントは、進行役のグローカル人材開発センター 山田 ヒラさんが「もっと性についてオープンに話せる場所があったらいいのに!」と5年間温めていた企画を実現したもの。そして、ヒラさんがあいこさんとの打ち合わせの中で一番印象的だったのは、

「私の話は、科学的な“下ネタ”です」

というあいこ先生の一言だそうです。
確かに、とても分かりやすいですね…

そしてもう一人のゲストはコミュニティ・バンク京信の足立 恵実さん。
自分の身体について知る機会がないまま2児の母に。出産・育児経験も紆余曲折あり。だからこそ子どもに正しい知識を伝えたい、身体について知りたい。そんな思いから、今回のゲストの一人として登壇してくださいました。

トークセッション

チェックインでみなさんと打ち解けた後は、お待ちかねのトークセッションに移りました。
先生役のあいこ先生と、大人の生徒役のヒラさんと足立さん、そして参加者の私たちが質問をしていくという形式で進行しました。以下、特に印象的だったやり取りをいくつかご紹介します。

足立さん:子供の性教育ってどういう現状なの?

あいこさん:まず、日本の学校教育は非常に遅れている。

日本の教科書では、性交と避妊については、小中学校では触れられていない。思春期真っただ中の中学3年生でコンドームは出てくるが、感染症予防の目的だけの説明となっている。そして、まだ「思春期には、異性に興味をもつようになる」とまだ、古典的なジェンダーを標準として書かれている。

一方で海外の多くの国々では、UNESCOが国際的教育基準として推奨する「包括的性教育」がスタンダード。「包括的性教育」とは、性に関する知識だけでなく、人間関係、ジェンダー、感情、身体、権利、価値観、自己決定などを含んだ、総合的かつ発達段階に応じた教育のこと。

そして、性行為は、“性欲”だけではなく「人とつながるための行為」であり、幸せに生きるための行為でもある。
日本の学校での性教育は「発達」や「感染症」に偏っていて、人間関係や感情の扱いへの教育が不足している。

性教育授業のために色んなところに出向いているが、学校や家庭での性教育が不足していることは明らか。ナプキンが青い水を吸収するテレビCMを見て、生理中には女性から青い血が出ると勘違いしていた中学生男子児童も。
教科書で言葉だけを学んでも、SNSでの誤情報が加わって間違った情報としてインプットされてしまうことが多くある。

幼い子どもでもアダルトサイトに簡単にアクセスできてしまう中、幼児や低学年の思春期前の子ども達にも性的なトラブルが増加している印象があり、非常に問題である。義務教育機関では、文科省の指導要領により教えられることに制限があったり、性教育の指導そのものを受けていないために教え方がわからない先生も多く、家庭での性教育が重要になる。

参加者:子どもにどこから性について説明したらいいの?

あいこ先生:日常会話の延長線上で「学校でなにを勉強したの?」から始めればいい。学校の勉強で性教育についてどこまで、どんな勉強しているのか聞き、そこから派生して教えていくのがやりやすいと思う。
一つの目安として、多くの小学校で4年生の2学期以降に、二次性徴の変化について学習するので、そのタイミングで声掛けをしてみるのもアリ。
性について書かれた本を使って教えるのもよいし、私たちが運営している「思春期ラボ」という場所もある。

旧ジャニーズ事務所の性加害の問題が話題となっていた当時、開催したイベントの中で「この話題を家庭内で出した人はいますか?」とお母さんたちに聞いてみると、参加者が30〜40人がいる中で1人しか手を挙げなかった。まずは、このような問題も家庭で話題に挙げてみること。そして、この問題について子どもはどう思うのか、子どもの感じ方や感覚を大切にしてあげてほしい。

親にとっても、子にとっても、お互いが性について一番話しにくい相手かもしれない。だけど、親御さんには子どもにとって「何かあった時に一番頼りにできる大人」でいてほしい。
特に、妊娠させた/したかもしれない、病気になったかもしれないなど、性にまつわる問題がおきた時に、一番最初に相談できる関係になってほしい。

ヒラさん:女性よりも男性の方が性欲があるってよく言うけど本当なの?

あいこさん:性欲は科学的には、男女差よりも個人差が大きいと言われている。
性欲について、一般的には、男性は、男性ホルモン(テストステロン)が性欲を引き起こすが、女性にも分泌されている。さらに女性ホルモン(エストロゲン)は、性の感受性や性的満足度を高める作用もある。性行為の時、快感を感じる時には、脳からエンドルフィンやオキシトシンというホルモンが分泌される。

これらのホルモンは性行為中にも分泌されるけど実は、お母さんは出産時、オキシトシンが最も分泌される場面でもある。オキシトシンは脳に対して強い影響力を持ち、赤ちゃんが生まれた瞬間、赤ちゃんに対して恋に落ちたような感覚になる。その他にも誰にも触ってほしくない!!と強い独占欲も芽生えたり、中には出産が気持ちよかったという人もいる。

オキシトシンは愛情ホルモン、幸福ホルモンと呼ばれていて男女ともに大事なホルモン。女性が性欲がないというのはイメージで、男性と性欲を感じるポイントが異なるだけ。

そして、後半は匿名の質問ツール「Slido」&挙手制で参加者からも質問を募りました。

参加者:結婚してからずっとセックスレス。パートナーに触られることに嫌悪感を感じてしまう。でも、決して嫌いなわけではないからこそ、どんな風に伝えたらいいのか分からない。

あいこさん:そういう人もいるし、そういう感覚は否定しなくていい。

女性の中にも他人に身体を触られることに嫌悪感があり、授乳することをストレスに感じているお母さんもいて、授乳することを考えるだけで吐き気がする、という人もいる。

授乳を乗り越えた後も、動きが読めない子どもに急に飛びつかれたときに驚いて子どもを突き飛ばしてしまうこともある。そういう人は「自分は親失格なんじゃないか」と、自分の感覚を否定し、自分自身も否定してしまう。
けれど決して親失格でもないし、その感覚を否定する必要もない。

そういう時は「いきなり触るのではなく、きちんと声をかけるようにしてね」と言葉で伝えるなど、相手にどれぐらい嫌か・代わりにどうしてほしいか・身体に触れてほしくないからといってあなたを愛していないわけではない、ということを伝えるためのコミュニケーションを続けることが大切だと思う。

参加者:性的なトラウマを持ってる人は、性についての印象が変わることもある?

あいこさん:この人なら、ここでなら、このことについて話してもいいという環境や関係性が整ったら、語りだし、変わる可能性もある。性的なトラウマや拒否は幼少期の体験から引き起こされることも多い。
赤ちゃんの時の授乳の時の感覚(指吸い)、排せつ時の感覚など、赤ちゃんのころから快・不快の感覚は持っている。性器に触れると気持ちいいな、ほっとするなという感覚をもつ子どももいる。けれど「指吸いなんてやめなさい!」といった風に「気持ちいい」感覚を否定されたり、怒られたりすると「悪いことをしているのだ」と、性に対して壁が出来上がってしまう。

さらに、性的トラウマを抱える人(特にAV女優さん)のなかには、「自分が性に早く目覚めたのが悪い」と考えてしまう人もいる。
そういう人にはまず「あなたは悪くない」ということを認識させることから始まる。トラウマを持っている人は「トラウマ体験をなかったことにしたい」と、記憶に蓋をしている場合が多い。より幸せに生きていくための性の認識、どのように自分の体を使うのかといったことについて、丁寧に向き合っていくことが大切。

トークセッションより一部抜粋

トークセッションでは、あいこ先生が参加者のリアルな性の質問に対して、一つひとつ丁寧に、否定せず寄り添いながら、でも論理的・科学的に分析する姿勢が印象的でした!

クロージング

まだまだみなさん聞きたいこと、話したい事は山のようにありますが、クロージングへ。今日の感想を一人ひとことずつ共有しました。
・性の話が日常会話になったらいいなと思う。
・性教育に対する子どもへの対応の仕方を学ぶことが出来た。
・性についての話は一定の関係性を構築した人としか話せないと思っていたけれど、初めて会う人と話せたことで性についてのハードルが下がった。

最後に

今回のイベントは私にとって、とても貴重な会になりました。
今まで、友達とも親とも話したことのないド直球のトークテーマ。
そんな話題を自分の親世代の方たちや同級生くらいの年齢の子と話すのはとても新鮮でした。

私は女子校時代、性教育の授業でクラスメイトが泣いたり、嘔吐する場面を見て、そこから「性=悪」のようなイメージを持っていました。
さらに、私の家は性的な話がタブーな家庭だったため、いつしか性について関心すら持たなくなっていた自分に気づきました。

けれど、今回参加者のみなさんと真正面から性と向き合い、「科学的な下ネタ」でもやもやを解き明かしていくことがすごく楽しくて、初めて性について冷やかしではなく論理的に科学的に勉強することができました。なによりも自分の頭の中の価値観が変わっていくのを実感できて、すごく楽しかったです。
今回が挑戦の1回目でしたが、参加者のみなさんからの反響は大きく、第2回開催の可能性も。その際は、ぜひお気軽にご参加ください。

性に向き合うことは、相手と自分を大切にすること。そんな気づきが生まれた、貴重な1日となりました。
記念すべき第1回目にご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました!

文・写真:NPO法人 グローカル人材開発センター インターン 小林 佳那子

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