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老舗茶問屋プロデュースのお茶ブランドの挑戦に寄り添ったQUESTIONの伴走力とは?
祇園 北川半兵衞 松尾 朋美さん:Qストーリー vol.6(後編)

2025/08/04

創業160年を超える老舗茶問屋「北川半兵衞商店」の高級ブランド『祇園 北川半兵衞』の販路開拓プロジェクトを推進した、QUESTION会員の松尾朋美さんと、QUESTIONコミュニティマネージャーの早川が、お互いの出会い、共に出店・商品開発・販売戦略に取り組んだきっかけ、コワーキングスペースでの過ごし方などを語り合いました。

お話をうかがった人

●松尾 朋美さん
京都府宇治市出身。新卒では証券会社で営業を約4年経験。その後、楽天株式会社マーケティング事業部に約4年半在籍。現在は「祇園 北川半兵衞」EC事業部の法人担当に従事している。抹茶好き。

●QUESTION コミュニティマネージャー 早川 兼人

――松尾さんがQUESTIONのコワーキングスペースを使い始めたきっかけは何だったんでしょうか。

松尾:今でも近隣のコワーキングスペースはいくつか利用していますけど、QUESTIONはとにかく家から近いんですよ。ある日、家から近いコワーキングスペースを探そうと思って飛び込みで見学できたのがQUESTIONでした。そのあともいくつか見にいって、QUESTIONが一番家から近いし、一番リーズナブルだったので、QUESTIONにしました。私としては飲み物やフードのサービスより、子どもの面倒を見るためにも、家から近いことが一番だったので。子どもも、学校帰りにここに寄れますしね。

早川:元々は、ここが京信が運営しているってことも全くご存じなかったんですね。

松尾:全く。ほんまに知らなかったです! だから、最初に京信の職員さんに挨拶されて、入会手続きをするときも「何の仕事をされているんでしょうか」って興味津々で聞かれて、「なんで?」ってびっくりしたんですよね。他のコワーキングスペースでそんなこと聞かれないですから。ピッと入場して終わり。その後も、ここで働いていたら他の京信の方も続々と挨拶してきて「なんの仕事してらっしゃるんですか?」って。「いや、なんで?!」と(笑)

早川:よかった、うちのスタッフちゃんと仕事してる(笑) 僕ら、それが仕事なんで。僕は松尾さんが入会された当初はまだQUESTIONに配属されていなくて、松尾さんのことをあまり存じ上げていなかったんですけど、たしか松尾さんに抹茶チョコレートを食べさせてもらったことがきっかけでお話させてもらうようになったのかな。

松尾:そうそう! コミュニティマネージャーのどなたかに、抹茶チョコレートを差し入れしたんです。

早川:それを食べさせてもらって、「何これめちゃめちゃ美味しいやん!」と驚いたんです。松尾さんに「これはマジでうまいっすよ」と声をかけさせてもらって、そこから僕は松尾さんから逐一ご相談を聞くようになりました。めちゃくちゃ高いアイスクリームも試食させてもらいました。

――今回のプロジェクトの中心となった「祇園 北川半兵衞」さんに関するご事業について改めてお伺いします。

松尾:北川半兵衞商店は160年以上続いている茶問屋です。その茶問屋が高級ブランドとして「祇園 北川半兵衞」を立ち上げました。

早川:元々あった問屋さんとしての動きは北川半兵衞商店の方がなさっているんですね。

松尾:そうですね。製菓会社などに抹茶を卸しています。

祇園 北川半兵衞の商品の数々

松尾:「祇園 北川半兵衞」のEC事業部の中で法人の担当をしています。例えばお茶とお花を合わせた母の日のコラボ企画や、父の日、敬老の日、お供えのお花とお茶のような企画に協力させていただいています。ちなみに大阪のお花屋さんとのコラボ企画は、京信さんがきっかけです。

早川:京信のビジネスマッチング掲示板(※)を活用してお花屋さんをご紹介したんですよね。

※コミュニティ・バンク京信の職員がお客様から聞き取ったお悩みや事業課題を投稿し、これに対し別の職員が課題解決のアイデア、別のお客様とのマッチング提案などを返信する社内ネットワーク上のシステム。詳しくはこちら。

早川:祇園 北川半兵衞さんは、カフェが京都にあるかと思うのですが、京都では物販事業は行っていなかったんですよね。

松尾:はい。カフェでお茶の物販はしていますが、当時あったお茶漬け等はネットでしか買えない状態でした。実店舗だと東京丸ビル店があるので、そちらでは買えるのですが……。

早川:時系列では、松尾さんが会員になられたタイミングで丸ビルでの事業が始まって、僕はそのあたりでQUESTIONに着任して京都駅の京都ポルタさんをはじめ百貨店さんなどのバイヤーさんと仲良くなっていったという感じです。

松尾:早川さん、前まではどこにいらっしゃったんですか?

早川:寝屋川支店にいました。めちゃめちゃ営業マンしてましたよ。当時からビジネスマッチングといってお客さん同士を繋ぐことに力を入れていました。さらにQUESTIONでは普通の信用金庫じゃありえないくらい自由にお客さんと関わらせてもらっているので、支店ではありえなかった領域のバイヤーさんとの繋がりが生まれていっています。

――早川さんの人脈の拡大と、祇園 北川半兵衞さんの販路拡大のニーズがちょうどいいタイミングで合致して、2024年12月の京都ポルタでのポップアップに繋がったんですね。

京都ポルタ「おみやげ街道」でのポップアップ催事の模様

早川:2023年4月に着任して、翌月に京都ポルタさんがQUESTIONに来られて、「JR京都駅の催事スペースをうまく活用したいので、何か一緒にやりませんか?」という話をいただいて、ポップアップスペースを紹介してもらいました。実際に京都ポルタさんにお繋ぎしたのは松尾さんが初めてですよ。

松尾:そうなんですか!

早川:僕も「この人はやりきれるな!」って思える人にしか紹介したくなくて……あの場所は「できませんでした」と言い訳ができない場所なので。

松尾:2025年8月13日(水)から8月19日(火)のお盆にも同じ場所でポップアップをやらせていただくことになりました。たくさんの方に認知いただいたので、京都ポルタさんが良ければ、今後も出店できたらと考えております。

――松尾さんのご事業に伴走している早川さんですが、普段のお二人はどんな会話をされているんでしょうか。

早川:仕事の話はしているようであんまりしていないかな?

松尾:早川さんが奄美大島に行ってきた、とか(笑)

早川:松尾さんがメキシコに行ったとか(笑)プライベートの話がメインで、仕事のことは、そういえばこの話題もあったわ、みたいな感じかな。

松尾:あっ!ボンボンショコラ!

早川:ああ、ありましたね。

松尾:丸ビルでバレンタイン催事をするということで、いろいろあって急遽ボンボンショコラを製作することになりまして、製造会社のリストを100件ぐらい用意して順番に電話していったことがあったんですよ。

早川:僕は偶然「ANSWER」の参加者の中にボンボンショコラの開発を考えている人がいて、その方と「チョコレートを充填できる会社が見つからない」みたいな会話をしていたんですよ。松尾さんがボンボンショコラを作ろうとしているって雑談で聞いたとき、本当はやってくれるところを松尾さんに紹介できたらよかったんですけど、そんな企業がないことはその時点で何となく分かっていたから、「どうやらなさそうですよ」という話をしました。

早川:最終的にやっぱり機械ではできない、パティシエさんが手作業で作ることが必要だという結論につながった雑談です。普段も、例えば上代(小売店での販売価格)もいくらにするか、何個入りにするか、みたいな話を、別に答えを言うわけでもなく「僕、なんぼやったら買うかな~」みたいに話しています。壁打ちというか、そういう雑談が多いかな。

松尾:そうそう。

早川:「さあ、仕事の話をしましょう」というより「ちょっと、これどう思います?」みたいな感じです。

――京都ポルタでのポップアップ開催についてはどのようにお話が進んだのでしょうか。

早川:どちらからともなく、京都で販路があったらいいよね、丸ビルだけってもったいないですよねみたいな話になったんだったかな。

松尾:早川さんが「京都で売らないんですか?」っておっしゃってね。

早川:せっかく京都での歴史があって、めちゃめちゃ良いストーリーも持っているのに、いきなり東京に行っちゃうのも、まあいいんですけど……みたいな話でしたよね。

松尾:東京にはたまたま丸ビルさんとご縁があり出店させていただいたのですが、京都ではそのようなご縁がなくて……。

早川:そうそう。そんな感じだった。たまたまそういう縁がなくて、みたいな話を聞いて、だったらJR京都駅にある京都ポルタで催事をやってみるのはどうですかって、すごく軽い感じで言いました。

松尾:そうです。「それってどこなんですか?」となり……。

早川:京都ポルタの担当者さんと現地で待ち合わせして、紹介させてもらいました。京都において自前で出店するポップアップは実質的に初ということだったので、先方の担当者さんとも密に連絡を取りながら、どういうディスプレイが今まで反応がよかったのか等、売上だけじゃなくインパクトの観点も一緒に検討しました。

松尾:商品の積み方も教えていただきましたね。

早川:通行人が多いから高さを持たせて積んだ方がいい、商品を立てないと通行人の人が見てくれない、みたいな話をお伝えしながら一緒に進めていきました。祇園 北川半兵衞さんにはめっちゃいい感じのPOPをつくっていただきました。

松尾:ありがとうございます。

――先ほど「壁打ち」と言っていたように、いわゆるビジネスマッチングというより雑談しているうちに気がついたら何か始まっているという感覚ですね。早川さんは事業に関する引き出しが多いので、キャッチアップできたのではないでしょうか。

松尾:早川さんにはいつも本当にお世話になっています。 ありがとうございます。

早川:今後も何かご紹介できるようにがんばります。

松尾:早川さんはめっちゃ引き出しの多い方だなって思います。QUESTIONに来られてまだ2年なのに、こんなに引き出しができるものなんですかね?

早川:それは銀行員だからですよ。QUESTIONにいるのは2年ですけど、13年間現場で営業をやっていますから。銀行の営業マンって全業種の方と話せるので、真面目に地域の企業さんを回っていたらおのずと引き出しがめっちゃ増えるんですよ。

松尾:じゃあ早川さんは真面目に地域を回っていたってことですね(笑)

早川:たまにね(笑) でも10年以上も営業しているとね、ものづくりの方もいますし美容師さんも整骨院さんもいますし、いろんな業種の方を担当させてもらっておのずといろんな業界との人脈が増えます。銀行員がQUESTIONのような場所でコミュニティマネージャーをすることの効果はそこにありそうな気はしています。

――QUESTIONでのお仕事環境はいかがでしょうか。

松尾:そうですね。 何て言ったらいいんでしょう。 悪いところが見つからなくて。

早川:ありがとうございます。2階のコワーキングスペースはもっと僕らが会員さんに話しかけていく場所で、集中したいときは3階を活用していただけたらと考えています。

松尾:実は、異業種交流会みたいなところで話すのは構わないんですけど、働いているときに「なんかめっちゃ喋りかけてくる」みたいなのは、ちょっと苦手なんですよね。

早川:それはわかります。「いま別に困ってることはないんで結構です」って感じるかもしれない。

松尾:そうなんです。日々の仕事でそんなに困っていることってあんまりないんですよね。例えば「自社の売上を伸ばしたい」なんて課題は、全員が持っているはずなんですよ。話したいのはそういう課題じゃなくて、「これ、ちょっと教えてもらえる人いないかな」とか、それくらいなんです。

早川:雑談を入口にして始まるときって大体いい流れにつながるので、「実は……」みたいな感じの頭出しができる関係が築けるといいなと思います。結果的にそこがフックになって販売促進プロモーションのご相談等に繋がることはありますけど、最初から「売上を拡大するにはどうしたらいいですか」と相談されるのは少し違うかな、と。

松尾:わかります。それはまず自分が頑張ることやろと思います(笑)

早川:お互いにやれる範囲を探しにいくみたいな関係がいいかなと僕も思います。最終的にビジネスの話に行き着くのは当たり前なんですけどね。その一手目のところで、雑談ができる関係だとその後の動きも変わってくると思うんですよね。

松尾:ただのワークスペースよりは、QUESTIONの方がいいんじゃないですかね。いま繋がりたい人ではないかもしれないけど、いつかそれが自分の事業の売り上げになるかもしれないから色んな人と繋がっておきたいって思っている人が大半だと思います。そういえば、他のコワーキングスペースで夕方のビールタイムみたいな時間がありましたよ。ただ単にビールを飲んでおつまみを食べて雑談するだけなんですけど。

早川:そのビールタイム、僕らも真似したらいいと思うな。ちょっと飲もうぜっていう入口は、会員さんにとっても取っつきやすくていいかもしれない。

松尾:そうですね。

早川:お仕事なさっている方に話しかけるのは、僕らからしても勇気がいりますからね。松尾さんとも、チョコレートをいただけていなかったらすぐには話しかけに行けていなかっただろうし。今後はQUESTIONでもそういう緩い集まりができたらいいですね。

――そのほか、今後のQUESTIONに何か期待されることはありますか。

松尾:早川さん、転勤しないでください。ここ、太字の赤字でお願いします(笑)

早川:QUESTIONで築いてきた関係性ってなかなか後任に引き継げるものではないので、僕らも課題だと思っています。

 

インタビューの間も、手掛けている商品や新しい企画のお話から事業に直接は関係のない雑談まで、二人の話題は尽きませんでした。まるで友人のような自然体で楽しげなやり取りから、QUESTIONが単なるワークスペースや事業者同士の商談の場ではなく、「人と人とが繋がる場」であることが伝わってきました。
事業相談より先に、「ちょっと話してみようかな」という気持ちになれる。その気軽さもQUESTIONが生み出すことができる価値なのかもしれません。

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