PROJECT
プロジェクト
伝統産業である江戸切子とガラスペンを掛け合わせた「江戸切子ガラスペン」を製作したところ、利用者より持ち運びの際の入れ物が欲しいという要望があった。しかし切子は作りが繊細で、ケース製作には工夫が必要。そういった条件をクリアし、かつ伝統産業に相応しいケースを開発したい。
誰の「問い」?
株式会社安中特殊硝子製作所 志田 和海さん株式会社イクリエ 濵島 広平さん / 株式会社清原 清原 大晶さん / QUESTION 川上 哲典
Trigger
きっかけ
伝統工芸に相応しいケースを作りたい!
QUESTION会員である株式会社イクリエの濵島さんのご紹介で、株式会社安中特殊硝子製作所様(東京都江東区)より「江戸切子とガラスペンを掛け合わせた『江戸切子ガラスペン』の利用者から『持ち運びの際の入れ物が欲しい』と意見をもらった。できれば伝統工芸の「ちりめん」を利用したケースを作りたいと考えているが、伝手がないので相談に乗ってほしい」との問いが届きました。
Challenge 1
チャレンジ 1
伝統技術に長けたアソシエイトパートナーにお声かけ
安中特殊硝子製作所様のブランド「MAROW」による『江戸切子ガラスペン』は、東京都江東区と墨田区に拠点を持つ3社の技術を結集しています。国の伝統的工芸品にも指定されている江戸切子に相応しく、伝統工芸を利用したケースを作りたいと考えているとのこと。そこでQUESTIONのアソシエイトパートナーで、さまざまな伝統生地を用いて袱紗の製造等を行う株式会社清原様(滋賀県守山市)にこの件をご相談。
Challenge 2
チャレンジ 2
「日本が誇る伝統産業を世に送り出したい」思いが一致!
袱紗・和雑貨ブランド「和奏(わかな)」を展開する株式会社清原様は、滋賀の長浜ちりめん、京都の西陣織など国内の最高級の素材を使用した製品のノウハウを持っています。デザイン面も含め、服飾資材の専門商社として培った知識と経験を持つ同社は今回のプロジェクトに適任!「日本が誇る伝統産業を世に送り出したい」「適正に取引されることで伝統産業を守りたい」という両社の想いが一致し、伝統産業で「包む」プロジェクトが始動しました。
Challenge 3
チャレンジ 3
東と西の伝統技術がマッチ!
さっそく清原様に試作品を作っていただいたところ、「江戸切子」の技術を結集したガラスペンと、京都の伝統工芸である「西陣織」「ちりめん」生地、滋賀の地域産業資源にも認定されている「袱紗」の縫製技術によるペンケースが見事なまでにマッチしました!
Outcome
成果
完成した製品を東京羽田のイベントで初お披露目
完成した製品をPRするべく、羽田イノベーションシティのグランドオープン記念イベント「Grand Opening Event∅」をQUESTIONよりご紹介。QUESTIONとご縁がある京都の伝統産業関連の事業者の皆さんと一緒に安中特殊硝子製作所様にもご出展いただきました。ここで、繊細で優雅な江戸切子をあしらったMAROWのガラスペンと京都西陣織とちりめんの特製ペンケースを初お披露目しました!
QUESTIONからのメッセージ
志田さん、清原さんの日本の文化である伝統工芸品を「残す」という熱い想いが一致し、東西の伝統的な技術がコラボレーションできたことが本当にワクワクしました!私としても、開発から多くの方に知ってもらう機会までご一緒できたことが何よりも楽しかったです。
調印等の式典にも相応しい一品かと思いますので、ぜひ皆様もMAROWを応援してください。
「MAROW」ブランドサイト https://marow.tokyo/
株式会社清原様(アソシエイトパートナー)http://kiyohara-net.co.jp/
「和奏」ブランドサイト https://wakanacustom.com/