PROJECT
プロジェクト
2019年末からの新型コロナウイルス感染症の流行により大人数での会食が制限され、地域の飲食店は厳しい環境に陥った。また家飲みの増加、テイクアウトや宅配に対する心理的ハードルの低下など食の多様化も同時に進んでいる。そんな中でも先祖から受け継いだ京料理の味を残したい。同じようにコロナ禍に喘ぐ料理店と力を合わせて、食に関する新たな取組みができないか。
誰の「問い」?
二傳 株式会社 専務取締役 山田晃弘さん創作中華一之船入 / 京料理さくらい / urayama京色 / 富小路RAKU / 京家きよみず / 株式会社美也古商会 / 伊藤 俊徳さん / 大丸京都店 / 株式会社Q’s / QUESTION 森下 容子、保利 雅彦
Trigger
きっかけ
山田さんの「問い」と熱い想い
QUESTIONのコミュニティメンバーで、京料理を営む二傳株式会社山田 晃弘さんより「先祖から受け継いだ味を残したい。同じようにコロナ禍に喘ぐ料理店と共に新たな取り組みができないか?」という「問い」が寄せられました。「志や想いのあるお店は、コロナ禍に負けず生き残らないといけない」という山田さんの想いや主旨に賛同した大丸京都店とQUESTIONが山田さんのチャレンジをサポートすることになりました。
Challenge 1
チャレンジ 1
若手経営者の会から仲間が集い、プロジェクトスタート
京都信用金庫と関わりのある若手経営者が集まる組織「京信ジュニア・オーナー・クラブ」の会員から山田さんの想いに共感する5つの飲食店が集まり、プロジェクトが本格的にスタート。メンバーは月に1度プロジェクト会議を開催し、コンセプトや飲食店の課題、地域やターゲット層などを話し合いました。
Challenge 2
チャレンジ 2
QUESTION8階「DAIDOKORO」で新商品の開発
「コロナ禍を懸命に生きる京の食を守りたい」「お客様の食卓を豊かで彩りのあるものにしたい」というコンセプトのもと、京都の人気店の料理を好きに組み合わせて楽しめる惣菜セットを開発。試作品の開発にはコミュニティキッチン「DAIDOKORO」を使用しました。他にも、QUESTIONは補助金のサポートを、大丸京都店は運営体制のアドバイスや販売に関する専門知識の提供、出店・PRの支援を行いました。
Challenge 3
チャレンジ 3
京の食と人とを繋ぐプラットフォーム「mosaiQ」発足
2022年4月13日、京都の「食と食」、「食と消費者」を繋ぎ「食のわがまま」で地域の食を支えるプラットホーム「mosaiQ(モザイク)」の記者発表と、七寸のぞき(21cm四方の器)に入った各店自慢の味をモザイク模様のように自由に組み合わせて自分だけの一食を作ることができるテイクアウト商品「mosaiQ」のお披露目会をDAIDOKOROで実施しました。
Outcome
成果
大丸京都店に「mosaiQ」POP-UP SHOPをオープン
地域の食を支えるプラットフォーム「mosaiQ」の第一歩として、大丸京都店地下1階「京の銘店そう菜売場」にて2022年4月15日から期間限定でテイクアウト専門店「mosaiQ」POP-UP SHOPをオープンし、今回開発した商品を販売しました。2023年4月からは常設店舗として営業しています。また、第2弾の企画も現在進行中です。
QUESTIONからのメッセージ
山田さんの、自分の料亭だけでなくコロナ禍で行き詰っている他の飲食店の現状も変えたいという姿勢に共感し、今回のプロジェクトが始まりました。現在鋭意進行中のmosaiQ第2弾の企画もご期待ください!