PROJECT
プロジェクト
現代アーティストが考案した、2人で言語と非言語(絵)のコミュニケーションを繰り返しながら1枚の絵を生み出す対話型絵画制作「曲線と直線」が企業の協働関係構築のトレーニングに応用できるのではないかという仮説を立てた。QUESTIONでこの仮説を検証することはできないか。
誰の「問い」?
現代アーティスト 垂谷 知明さんSparkle代表 福井 瞳さん / Voice4u 株式会社 近藤 令子さん / QUESTION 荒尾 元彦、天川 謙
Trigger
きっかけ
「曲線と直線」とは?
「曲線と直線」は、2人で会話をしながら連想ゲームのように曲線と直線を交互に描き進めていくと独創的な絵画が生まれるという、垂谷さんが考案した対話型アートの手法です。垂谷さんは「曲線と直線」が企業向けワークショップにも応用できるのではないかと考えていました。そこで垂谷さんのワークショップを知る福井さんがアソシエイトパートナーの近藤さんに勧められ、QUESTION POSTに投稿しました。
Challenge 1
チャレンジ 1
ワークショップ「曲線と直線」は企業研修として成り立つのか?
垂谷さんと福井さんは、アートを介して互いの異なる意見や感性を伝える体験は企業の社員にとっても新しい発想を生み出すことができる、浮かんだアイデアを社内で発言しやすくなるといった効果があるのではないかという仮説を立てました。また現状は主に子供同士や親子間で行っているワークショップが企業向け研修として成立すれば、垂谷さんにとってアーティスト活動と並ぶ新たな事業の柱にすることも可能になります。
Challenge 2
チャレンジ 2
仮説に基づき検証ワークショップをQUESTIONで実施
この仮説を検証するため、垂谷さんにとって初めての企業向けワークショップをQUESTIONで実施しました。当日はプロジェクトメンバーも含め13人のモニターにご協力いただき、2人1組で「何が見えるか?」を互いに連想しながら曲線と直線を描き、色を塗り、話し合って絵画(物語)を制作しました。
Challenge 3
チャレンジ 3
ワークショップとして初めての試み
今回は企業向けワークショップの検証として、垂谷さんのワークショップで初の取組となる各ペアが作品を発表して物語を共有する試みを行いました。みんなで互いの作品を振り返ることで、自分自身と他者の個性に気づき、集団での関係性をより深めることができました。
Outcome
成果
企業向けワークショップ開発へ向けた意見収集
参加者から「初対面の方と自然と打ち解けることができた。新入職員研修で活用できると思う」「これからの時代に必要なことだと感じました。あらゆる可能性を試してみてください」「企業研修なら何を目的とした研修なのか、どういう効果が期待できるのか示したほうがいい」「レベルに応じたバリエーションがあるといい」等の意見が集まりました。
QUESTIONからのメッセージ
実際に参加しましたが、とても面白いワークショップでした。絵を描くこと自体久しぶりで普段使わない頭を使いました。アートを介することで自己分析・他者分析を楽しみながら行うことができました。「やってみて初めてわかることもあり、勉強になった」と、新たな一歩を踏み出した垂谷さんの挑戦はこれからも続きます。皆様もぜひ垂谷さんへの応援をお願いします!