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「茶農家として、和束から世界へ持続的な社会の在り方に挑戦し、発信したい」-D-matcha 株式会社 代表取締役・田中大貴さん:Qパートナー紹介Vol.8

2021/10/11

QUESTIONに関わる企業や個人にスポットを当ててご紹介する連載「Qパートナー紹介」。
“問いの交差点”QUESTIONに相談したい「問い」や、集う人々と一緒に考えていきたい「問い」について紹介します。
第8回は、D-matcha 株式会社の代表取締役の田中大貴さんです。

田中 大貴さん

D-matcha 株式会社 代表取締役。京都大学農学部食料・環境経済学科卒。Babson College MBA。Booz Allen Hamilton(現 PWC Strategy&.)で戦略コンサルタントとして活動した後、株式会社 EC Holdings取締役としてEC業界、Doughnut Plant Tokyo代表取締役としてフード業界での経験を積む。様々なキャリアを経て「いつか農業で商売をしていきたい」という少年時代の夢を実現すべく、D-matcha 株式会社を設立。日本茶を世界の”NIHONCHA”へするために、ワインのような、産地で茶の価値が決まるような飲み物にするという、熱い情熱を持っている。思いついたアイディアは100%形にする。旅行が好きで、旅先でも美味しいお茶が飲めるように急須と茶葉はいつも持ち歩く。健康オタクで毎日茶を10杯以上飲むほどのお茶好き。日本茶インストラクター、子育て奮闘中の一児の父。
#和束 #日本茶 #抹茶 #チョコレート #旅行

 

たくさんの経験を経てたどり着いた「お茶と和束」

ーー起業したいと思われたきっかけは何ですか?

父も祖父も起業していたので、起業は身近な存在でした。祖父、父は別の業種の仕事をしていましたけど、事業を継ぐという選択肢はなかったですね。親には子供の頃から「自分の興味のあることや強みを生かすような仕事をしなさい」と言われていたので、高校生の時から「食と健康」という分野で事業をしたいと思っていたんですよね。大学も雰囲気が良いなと思って京大農学部に進学しました。「起業」という点では具体的なアイデアが出ず、とりあえず強みを伸ばそうと思って、世界的に有名な戦略コンサルティング会社に入りました。
コンサル業界では「手を動かすな」と言われます。例えば、資料作成などのいわゆる作業の部分は専門の部署に任せて、自分は考えることにより集中し、いかに自分の時間を生産性の高いものにできるかという教育を徹底的に受けました。
ただ、多様な人材をマネジメントすることに時間をたくさん費やすわけではありません。多様な人材をマネジメントする経験を積まないと自分が考える「農」と「食」の業界で起業する時にはうまくいかないだろうなと考えて、自分で手を動かすことのできる会社に転職しました。

ーーすごい世界ですね。そこからどのように和束の事業に繋ながっていくのでしょうか?

転職先はIT系だったんですが、お菓子ブランドも持っている面白い会社でした。関連会社のドーナツ会社の代表取締役として経営再建を行う中で、その時はチームでどうやってドーナツを売り上げるか、どうやって人材育成を行うかなどのマネジメントを経験することができました。その時に起業するなら日本産であることに価値を感じてもらえて、海外に発信できるもの、かつ体にいいものが良いなと思って、色んな「食」の商材を見ました。わさびやネギも見たんですけど、やっぱりお茶が一番面白いなと思いました。歴史的に日本に根付いていますし、飲むだけでなく色々なものにも利用できるので幅広く使うことができますし。全国各地の色んなお茶の産地を見に行った中で、和束に決めました。
和束には当時から全国でも有数の品種を持っていたりとか、ひたすら有機のものを作ったりとか面白いことをやっている人がたくさんいて、農家一人ひとりの個性がすごく生かされていたんですね。そういったごちゃごちゃな感じが面白いなと思ってここに決めました。

 

消費者がもっと産地や農家を選択できる仕組みを作っていきたい

ーーなるほど。そうしたキャリアを積んでこられた田中さんは、今どのような問いをもっていますか?

問いと言われると難しいですけど、課題だなと思っていることは、世界で抹茶ブームと言われている中、「宇治茶」の主産地である和束の現状は全然良くなっていないということですね。
単純に高齢化で担い手が少ないということもありますが、お茶の値段が上がってないんですよ。需要が増えているのに、なぜか和束では価格が上がるどころか下がっていて……。1つの理由として、明確な基準がないことから中国産や本当の抹茶ではないものと同じような土俵で比べられてしまうことがあるからなんです。ただ、これだけ「宇治茶」が有名になったのは問屋さんの努力であることは事実ですし、本当に良いものが欲しくて適正な価格で買ってくれる問屋さんもいます。これからは、産地としても顧客のニーズにこたえる商品の開発や発信に一層の努力を行いたいなと思いますね。

ーーそのような課題に対して何か具体的にされていることはありますか?

商品の作り方などを明示して売るようにしていますし、消費者側がもっと選択できる仕組みを行政とも話をして作りたいなと思っています。
他にも茶農家の個人名で売れる仕組みを広げていく一つの方法としてスクール事業を始めました。コロナ前は海外の方がお茶を学びに来ていて、数名は今でもビジネスとして取引先になっています。今後はより戦略的に取り組み、お茶のプロを育てていきます。
現在は、教室やキッチンに宿泊部屋が一体となった施設を準備中で、泊まって学べる4日間のプログラムを提供予定です。
また、同じように和束で事業している人とも業種を問わず繋がって、彼らにも私たちの取組を発信してもらえるようになると、より魅力を伝えられると考えています。和束の茶農家はほとんどが家族経営で、6代目とか7代目の方もいます。多様な方々と和束を面白い地域にできればと思っています。
そして将来的には、全国からも海外からもお茶好きな方が和束に買いに来るとか、学びに来るとかになってほしいですね。お茶だけではなく、循環型農業の取組や、幸福度の高さでも世界中から関心を持たれるような、革新的な動きをしていきたいです。

 

信頼感を担保しつつ広げていくことは大変だと思うが楽しみ

ーー最後にQUESTIONに期待することはありますか?

既に相当お世話になっていますけど、京都のベンチャー企業から何百年と続く歴史的な企業まで色んな企業を繋ぐ機会を作っていただけることですね。そこが一番の付加価値ですし、
QUESTIONというプラットフォームで一番大事になるのが、広範でかつ幅広なんだけど質の担保もされているということですよね。
我々がなぜ金融機関に相談するのかというと、金融機関を舞台に紹介してもらうと信頼感や信用感、そこがすごく大きいんですよ。なのでそこを担保しながらも広範で活発的に行っていくせめぎ合いがこのコンセプトで言う肝になってくるんじゃないかなと思っています。


(取材・文:QUESTION 高木)


<パートナー概要>
組織名:D-matcha 株式会社
Webサイト:https://dmatcha.jp/

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