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「日本中で子どもたちが自由にプロジェクトを起こせるように!」ー株式会社COLEYO 代表取締役/教育デザイナー 川村 哲也さん:Qパートナー紹介 Vol.3

QUESTIONに関わる企業や個人にスポットを当ててご紹介する連載「Qパートナー紹介」。
“問いの交差点”QUESTIONに相談したい「問い」や、集う人々と一緒に考えていきたい「問い」について紹介します。
第3回は、株式会社COLEYO 代表取締役の川村哲也さんです。

川村 哲也さん

株式会社COLEYO 代表取締役。10歳からの社会人教育「studioあお」、寺社仏閣でのテクノロジー教育「寺子屋LABO」、立命館大学大阪いばらきキャンパスと産官学連携教室などの運営、SoftBankと連携したPepperプログラミング講座他、企業とのコラボ案件などを幅広く手がける。
子どもたちが自分の興味から、プロジェクト:研究・商売・物作りなど、様々な形のアウトプットを行う。その中で、一人一人の個性を活かす“パーソナライズド・プロジェクト・ベースド・ラーニング(PBL)”という領域の教育を専門で行っている。
#COLEYOのつぶやき/教育デザイナー/#スタジオアルhttps://www.studio-aru.com/)/#studioあお#寺子屋LABO

小児科医からアウトプット型教育へ


ーー川村さんは教育事業に取り組まれていますが、どういう「問い」からでしょうか?

若者の自殺率をどう下げるのかです。

社会に出たタイミングで鬱になる人や会社をすぐ辞める人が周りにいたり、自分自身も上手くフィットしていなかった経験があったりして、「社会」と「教育」の接続性がすごく低い現状に気づきました。
実家が医療家系であったこともあり、将来は小児科医になるもんだと思っていました。しかし、18歳の時に、決まったレールに乗ると自分で将来を選択できなくなることへの不安を感じたので、親を説得し大学進学のタイミングで京都に来ました。
とはいえ、「人の命を救いたい」という思いは根本にあって「どう命の存続にアプローチするか」「自分ができることは何だろう」と考えた時に「教育分野から命の存続にアプローチしよう」と今の事業をすることにしました。命に関わる、命を救うぐらい意味のある仕事っていう認識で事業を行っています。


ーー自殺率を下げるために始められたのが、COLEYOなんですね。具体的にどのような事業をされているのでしょうか?

日本中で、子どもたちが自由にプロジェクトを起こせる世の中を目指しています。

子どもたちのモチベーションエネルギーが高いところからプロジェクトを立ち上げて、実際に行うアウトプット型の教育を行っています。
子どもたちにとって10年後の社会でどうやって生活していくか、どのように人の役に立っていくか、それらをイメージしやすい教育を提供することを事業として行っていき、それを学校教育にのせて一般化していくことを目指しています。



プロジェクトの種を生み出すために


ーー子どもたちのプロジェクトを作っていくためのポイントはありますか?

子どもたちが何かしたいと声を上げた時、「できない」と判断を下すと何も生まれません。
でも「必要なものは何か」「できる方法はないか」「必要なものをどうやって集めるか」などを実現する方法を考え、「やれるか」か「やれないか」自分で意思決定していくことができるようになればなるほど、プロジェクトの種は生まれていきます。
また、会話の中から、生活で多く時間を使っていることや、自然とやっていること、何でもできるとしたら何がしたいか、を引き出すようにしていて、『人・モノ・金・情報』っていうのが子どもたちに集まるような仕組み作りを行っています。
例えば、ある子どもはハイスペックPCを作ってみたいけど「お金がかかる」「 高い」 って理由で 「できない」と思ってしまっていました。それならばと、「教室からお金を出すから作ってみよう!」とプロジェクトを立ち上げました。
できない理由、やらない理由をどう取り除いていくかはよく考えています。逆に言うと、『人・モノ・金・情報』が集まれば、できない理由、やらない理由はほとんどなくなります。

ーープロジェクトの種が生まれるためにも、問いを持つことは重要です。日頃の関わりの中で、子どもたちにどのように「問い」を投げかけていますか?

子どもたちに「問い」を持ちなさいっていう言い方はしていなくて、「調べて、出てこないならそれは最高の問いですね!」「誰も解いたことがない問いを解いたら、それはノーベル賞だね!!」って言います。

違う切り口では、生徒たちには、「あなたは何をやっている人ですか?」って聞くようにしています。ある生徒は「僕は世界一美しい元素図鑑より美しい元素図鑑を作っている人」と返ってきます。これは言い方が違うだけで、世界一美しい元素図鑑より美しい元素図鑑ってどうやって作るんだろう。美しく伝える方法ってなんだろうっていう「問い」ですよね。

プロジェクトを起こすために『人・モノ・金・情報』を


ーー「問い」が解決したら、どのような社会になると思いますか?

結果的に死ぬ人が減ると思います。
自分で選んで自分で何かやろうと思った時に何かができる世の中であれば、絶対に面白いですよね。「明日が楽しみ」「明日も早く起きたい」「何かができるかも」っていう気持ちで生きるから。
そのために必要な一つの条件として、子どもたちとプロジェクトをつくって、新しいことを生み出すことが 「面白い」 って世の中全体に認識してもらえるように伝える努力をしています。運営側が面白いと思っている企画も、出しただけでは一部の人にしか伝わりません。
なぜ、この企画を応援するかを丁寧に、丁寧に伝えて、やっと伝わるのが現状です。この伝える努力を重ねていき、子どもたちのやりたいことに知恵やお金・人・モノが集まってくる環境を構築したい。学校が『人・モノ・金・情報』にパッとアクセスできる状態が理想です。

ーーQUESTIONに期待していること、一緒にやりたいことはありますか?

世の中で面白いこと(プロジェクト)をいっぱい起こそうとした時に、その分だけ『人・モノ・金・情報』が必要になります。そのリソースを提供するのは教育者・保護者・各業界のプレイヤーなどです。特に業界のプレイヤーには、知恵・情報がたくさん詰まっているので、それを教育の世界に引っ張り込んでくるかを考えています。
だから、企業さんと一緒に教材を作ったりすることは意義があって面白いと思っています。子どもたちと保護者に対してアプローチしたい会社と繋がりたいですね。
QUESTIONさんとは『人・モノ・金・情報』あらゆる面で一緒にやっていきたいです!


(取材・文:天川 謙)

<パートナー概要>
組織名:株式会社COLEYO
Webサイト:https://www.coleyo.info/